一人ひとりの技術向上とチームワークの強化により地域医療に貢献します
当院検査科は、医師1名、臨床検査技師19名事務職員0.5名で構成されています。
(令和6年4月1日現在)
(臨床検査技師とは)臨床検査技師は、主に血液の検査(赤血球数や血糖値など)輸血のための検査(血液型など)、 癌細胞を見つけるための病理検査、心電図 脳波 超音波(エコー)など生体に対する 生理機能検査 これら「臨床検査」を行う国家資格です。
臨床検査は、検尿一般検査・血液検査・生化学・免疫・血清検査・微生物検査 病理検査のように尿・血液・喀痰などを分析する検体検査と心電図 呼吸機能・脳波・超音波など人体そのものを対象とする生理機能検査があります。 高度専門医療と病院内外の連携を図るため、輸血検査室・人間ドック・超音波(エコー)検診・生殖補助医療(不妊治療)・中央処置室・画像診断科などの部署でも業務をおこなっています。日当直制により24時間365日いつでも正確な検査結果が報告できる体制で診療支援しています。
生化学検査は血糖値、コレステロール値、電解質など血液中に含まれる成分量を調べます。
免疫血清検査は癌による腫瘍マーカーや感染症による抗原抗体などを調べます。
顕微鏡下の血液像 |
赤血球、白血球、血小板の数や形態を調べたり、血液の凝固能を調べ、貧血、炎症、出血傾向などの評価をします。
顕微鏡下の尿中赤血球 |
尿検査は尿糖、尿蛋白、尿潜血、尿中有形物などを顕微鏡や試薬を使って調べます。
便検査では便潜血、寄生虫などを調べます。
痰、尿、便、膿などから病原微生物を検出し、どういった抗菌薬に効果があるか検査します。院内感染の病原菌をいち早く検出したり、検出した細菌の統計処理を行い、院内感染防止対策に貢献しています。また、新型コロナのPCR検査もおこなっています。
病理検査には病理組織検査と細胞診検査があります。
【病理組織検査】
病気の診断や原因を調べるために、手術や検査で採取された組織などから染色標本を作製し、顕微鏡を使って形態学的診断を行います。病気の種類を調べたり、たとえば癌であればその種類、広がりや転移なども調べます。
【細胞診検査】
細胞診検査は病変部から採取した細胞や体液・分泌物から染色標本を作製し、顕微鏡を使って細胞形態を観察します。悪性細胞の有無、感染症の情報などを速く得ることができ、人間ドックや集団検診の中でも利用されています。
安全に輸血が行なえるよう、血液製剤の管理から輸血検査を一貫して行います。また、手術時に自分の血液を輸血する自己血輸血採血を行い、輸血感染症を予防しています。
心電図、肺活量、聴力、視力、超音波などの検査や結果の管理・統計を行っています。
各市町・事業所へ出向いて、腹部・乳腺の超音波検診を行っています。 年間5,000人程の方を検査します。
採血、採血管準備、ラベル作成などを行っています。 |