緩和ケア病棟

入院病棟

当院の緩和ケア病棟では、がんに伴う痛みや不快な症状を緩和する治療を積極的におこないます。患者さんの希望や生き方を尊重し寄り添い、「あなたらしく生きること」を支え、安心して生活していただけることを目指しています。
 

医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、理学療法士、薬剤師、事務職員、ボランティアなど、チームで支えるケアをおこないます。



緩和ケアの方針

 

  • がんに伴う苦痛を緩和するため、さまざまな専門職がチームを組み、患者さんとご家族のQOLの維持向上を目指した援助を行います。
     
  • 患者さんお意志・価値観・信念を尊重し、その人らしく尊厳をもって有意義に過ごせるように援助します。
     
  • 患者さんの生命を尊重し、死の過程を自然なこととして見守り、死を早めることも遅らせることもしません。
     
  • 患者さんの療養中から他界された後まで、ご家族がさまざまな困難に対処できるように支援します。

 



緩和ケア病棟の特徴・特色


がんによる疼痛・心理的なつらさに対する支援

24時間スタッフが常駐し、痛みなどの緊急時にも対応します。「緩和ケア認定看護師」をはじめ病棟スタッフ全員が研修を受けるなど、質の高いケアに努めています。また、専門的な心のケアや痛み・不安の緩和を目的にアロマセラピーのリラックス効果を用いてマッサージなどもおこなっています。



充実の設備で快適な療養生活

病室は20床全てが個室で、円山川、八鹿の町並みを望む事ができます。明るく静かで温かみのある療養環境となるよう工夫されています。個室のお部屋には、夜間付き添いがしやすいようソファベッドや寝具貸出しもあります。また、特殊浴室、専用キッチンや家族控室、屋上庭園など設備も充実しています。

【食事】
可能な範囲で、ご希望に沿った食事メニューを選んでいただくことが可能です。

【外出・外泊】
主治医の許可があれば、外出・外泊も可能です。

【面会】
病院の面会規定に準じますが、患者さんのご希望に応じて時間の変更が可能です。


病室(無料) 病室(無料) 病室(有料) 病室(有料) 浴室 家族控室 談話コーナー 談話コーナー シャワー浴室 キッチン 屋上庭園

談話コーナー
談話コーナー
特殊浴室
特殊浴室
スタッフステーション
スタッフステーション
家族控室
家族控室
屋上庭園
屋上庭園


必要時に入院、落ち着けば自宅へ-自宅・介護施設で安心して過ごせる体制づくり-

緩和ケアが切れ目なく受けられるよう、当院の緩和ケア病棟・診療科と地域のかかりつけ医や訪問スタッフなどが積極的に連携しています。
入退院もスムーズにおこなえるため、ご自宅や介護施設で安心して過ごしていただけます。

また、がん治療と並行した緩和ケアや退院後の診察など、緩和ケア外来で通院でも緩和ケアをうけることができます。



季節を感じるイベント開催

クリスマス会やお花見会など季節に応じたイベントやミニコンサートなど、楽しく心豊かな時間を過ごしていただくことができます。


緩和ケアだより

緩和ケアに対する認知度も年々広まりつつある中で、未だ浸透できない部分もあるのではないでしょうか。 緩和ケアの考え方、病棟の様子をお伝えすることで緩和ケアのご理解が深まればと思い「八鹿病院緩和ケアだより」 を定期的に発行しております。


【最新号】Vol.17(令和6年2月)

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・自宅に帰られた患者さんとご家族のようす 他


<バックナンバー>

緩和ケアだよりVol.16
令和5年10月発行
緩和ケアだよりVol.15
令和5年6月発行
緩和ケアだよりVol.14
令和5年3月発行
緩和ケアだよりVol.13
令和4年12月発行
緩和ケアだよりVol.12
令和4年8月発行
緩和ケアだよりVol.11
令和4年3月発行
緩和ケアだよりVol.10
令和3年11月発行
緩和ケアだよりVol.9
令和3年8月発行
緩和ケアだよりVol.8
令和3年6月発行
緩和ケアだよりVol.7
令和3年3月発行
緩和ケアだよりVol.6
令和2年11月発行



入院・退院について


どんなときに入院できるの?
  • 症状コントロール・緩和ケアを体験するための入院 [入院期間:約1~2週間]
    身体は元気であるが、症状が出てきた時や、不安が強いときにおすすめする入院です。痛みなどの症状が緩和され、医師が自宅で療養できると判断すれば退院となります。その後、病状の変化や体調が悪いときには再入院もできます。
     
  • レスパイト入院(介護者の休息に)[入院期間:数日~2週間程度]
    ご自宅での療養が長くなり、介護者である家族の方に疲れが出たとき・冠婚葬祭等で介護が困難な時に一時的に入院していただくことができます。
     
  • 自宅での療養が困難になった場合の入院[入院期間:不定(約1ヶ月~)]
    病状が進行し、ご自宅で過ごすことがつらくなった場合の入院です。症状緩和や心のケアに努め、患者さんとご家族を支えます。


入院・退院の基準

◆入院の基準

  1. がんと診断されていること
  2. がんに伴う苦痛があり入院を要する場合
  3. 患者さん及びご家族が緩和ケア病棟への入院を希望していること
  4. 患者さん及びご家族が緩和ケア病棟の機能を理解していること
  5. 患者さん及びご家族が病名・病状を理解していること

◆退院の基準

  1. 患者さん及びご家族が退院もしくは転院を希望しているとき
  2. 症状緩和ができており退院可能な状態であるとき
  3. 在宅ケアが可能と判断されたとき
  4. 手術・化学療法・放射線治療など、がんの治療を行うとき
  5. 対症療法ではなく治療を希望される場合、またはその治療を優先する必要があるとき


入院費について


入院の申込み方法

公立八鹿病院地域医療連携室にご連絡ください。
他院がかかりつけの場合は、当院緩和ケア病棟入院の希望をかかりつけ医にお伝えください。
※入院前に事前に面談をおこない、病棟の特徴や入院生活についてご説明させていただきます。


<お問い合わせ>

公立八鹿病院 地域医療連携室
電話:079-662-5555(内線1360)
FAX:079-662-3143(地域医療連携室直通)



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