地域包括ケア病棟

入院病棟


地域包括ケア病棟とは

地域包括ケア病棟とは、入院治療後に病状が安定した患者さんに対して、退院支援を効率的かつ密度高く行い、在宅や介護施設への復帰支援を行う病棟です。

状態が安定しても自宅や施設等での療養生活に不安のある方、また入院生活を継続し治療やリハビリを続けることでより良い状況になられると見込まれる患者さんに対して、安心して退院していただけるように支援しています。

入院日数は保険診療上、最大60日までを原則とし、医師・看護師・リハビリ・医療ソーシャルワーカーなど多くの職種が患者さんやご家族と協力して在宅復帰に向け退院調整を行っています。





地域包括ケア病棟の特徴


生活リズム・認知症悪化の防止を意識した生活
  • ホールでの食事や充実したレクリエーション、スタッフによるこまやかな声かけなど、入院生活が苦痛なく過ごせるよう取り組んでいます。
    また、病状や身体機能に合わせた利用をおこなうことで、生活リズムを整えながら認知症状の悪化も防ぎます。
     
  • 患者さんの状況に合わせて効果的かつ無理のないリハビリテーションをおこないます。


 

効果的なリハビリテーション

主たる病気を治療できても立てない、歩けないなどの問題が残ることもあります。集中的にリハビリをおこない、退院後の生活方法に合わせた動作獲得を目指します。

患者さんの状況に応じたリハビリ計画をたて、疲れやすい方には軽い運動を午前・午後に分けるなど、負担を抑えながら無理なく効果的に続けられるよう調整します。また、複数の患者さんと一緒にリハビリをおこなうこともあります。



その人らしい生活のためのレクリエーション

患者さんのこれまでの生活史や趣味などを参考としたレクリエーションを積極的におこないます。(ちぎり絵・計算ドリル・習字・歌の会・みんなでゲームなど)

退院後もその人らしい生活を送っていただけるように、認知症ケア専門士を中心に他スタッフと相談しながらおこないます。レクリエーションは、楽しみだけではなく、脳や体の機能維持、他者との交流、気分転換などの効果があり、入院生活や退院後の生活を健康的に過ごすことも目的としています。



退院後の生活を見据えたサポート
  • 退院前には、院内スタッフやケアマネジャーなど地域のスタッフ、患者さんやご家族と一緒にカンファレンスをし退院後における困りごとを一緒に考えます。
     
  • 理学療法士がご自宅に伺い、生活環境の確認・住宅改修のアドバイスなどをおこないます。(希望者のみ)


もしものときの「レスパイト入院」も可能

レスパイト入院とは、介護者の冠婚葬祭・病気・入院・旅行など、自宅での介護が困難になる場合に一時的に入院ができる仕組みです。必要時には一時入院ができるため、退院後の在宅生活がよりよい状態で継続でき、介護者も患者さんも安心して生活することができます。
レスパイト入院をご希望の方は、介護保険のある方は担当のケアマネジャー、かかりつけ医がある方は、かかりつけ医にご相談ください。



入院について


どんなときに入院できるの?
  • 入院治療後に病状は安定したが、退院までに時間が必要なとき(急性期病棟から移動)
    ・自宅に退院するにはまだ不安な方
    ・リハビリをもう少し続けて自信をもちたい方
    ・退院までに住宅改修が必要な方
    ・施設入所のための準備が必要な方 など
     
  • レスパイト入院(介護者の休息に)
    介護が困難な場合に一時的に入院していただくことができます。
    ・自宅で療養しておられる方が体調不良のとき
    ・介護者の方が疲労や病気などで介護ができないとき
    ・冠婚葬祭のとき など


入院期間について

入院期間は保険診療上、最大60日です
病状やご家庭の状況を考慮し医師と相談の元、決定します。



入院費について

※病状の変化のため主治医が判断すれば、急性期病棟にお部屋を変更いただく場合があります。



入院の申込み方法

【当院または他院に入院中の場合】
当院地域包括ケア病棟への入院の希望を主治医にお伝えください。
 

【レスパイト入院をご希望の場合】
レスパイト入院の希望を当院の地域医療連携室または、ケアマネジャー(介護保険のある方)または、かかりつけ医にお伝えください。


ご相談・お問い合わせ

公立八鹿病院 地域医療連携室
電話:079-662-5555 
FAX:079-662-3143(地域医療連携室直通)



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