胃検診後、大腸検診後の要精密検査指示がある方の診療をしています。
胃検診後で胃透視後の方は内視鏡診断および治療、内視鏡検査にてヘリコバクター・ピロリ抗体陽性の方は除菌療法をおこなっています。
大腸検診後の方は、下部消化管内視鏡検査と大腸CT検査(CTコロノグラフィー)にて大腸疾患の診断をおこなっています。前処置が必要になりますので、検査当日までに事前に一度受診していただく必要があります。
医師名 | 役職 | 卒年 | |
岸本 弘之 きしもと ひろゆき |
部長 | 昭和56年卒 | 臨床研修指導医 |
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胃腸科ではペパーミント(ハッカ油)の香りの中で内視鏡検査受けていただいています。(ペパーミント法)
なぜ内視鏡検査にペパーミントなの?
ペパーミント(ハッカ油)には、古来から健胃作用(胃の症状を緩和する作用)があるとされ、現在でも様々な胃薬の成分の一つになっています。
食道から十二指腸の内視鏡検査をする時に蠕動(胃や腸の動き)があると観察がうまく出来ません。そのため内視鏡の準備として、従来から蠕動を抑える鎮痙剤(胃や腸の動きを抑える薬)の注射が使われてきました。しかし、内視鏡からペパーミント(ハッカ油)を溶かした水を胃へ注入すると、瞬時に胃や腸の動きを抑えることができることがわかりました。
ペパーミント法を使う事で何のメリットがあるの?
この方法には多くの利点があります。
まず、痛い注射をしなくてすむこと、さらに鎮痙剤には色々な副作用があるのですが、ペパーミント法ではそれがありません。ペパーミント自体は食品添加物にも使われ、無害で、胃に優しい物質です。そして、なにより良い香りがして気分も和らぎます。