外科

診療科


ごあんない

当院外科では消化器悪性疾患(食道・胃・大腸・膵臓・肝臓のがんなど)を中心に、胆石症、鼠径ヘルニア、肛門疾患(痔核等)などの良性疾患を対象にした手術をおこなっています。その他、腸閉塞、急性胆嚢炎、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)、消化管穿孔などの急性疾患や、一部の皮膚・皮下腫瘍(化膿したおできなど)に対する手術もおこなっています。



当科のアピールポイント(特徴)

より侵襲性の低い腹腔鏡手術を積極的に取り入れています
手術方法は原則ガイドラインに準じた方法でおこない、開腹・開胸手術はもとより大腸がんや早期胃がん、その他の適応疾患では、より侵襲性の低い腹腔鏡手術を積極的に取り入れています。現実には胆石症や鼠径ヘルニアの9割、大腸がんの7割程度が腹腔鏡でおこなわれています。
さらに手術の難易度は若干高くなりますが、美容上の観点より広がりつつある単孔式腹腔鏡手術(へそのところに小さな傷ができるだけ)も積極的におこなっており、適応疾患(胆石や急性・慢性虫垂炎など)に対して患者さんの希望によりおこなっています。また、通常の腹腔鏡下手術に際しても、細経鉗子(3~3.5ミリ、通常は5ミリ)を用いて、さらなる疼痛の軽減や手術瘢痕の縮小に寄与しております。

→腹腔鏡手術について


患者さん・ご家族の希望に配慮し、バランスのとれた「がん治療」
当科で扱う疾患では、悪性疾患が多くの割合を占めています。がん告知に関しては原則おこない、治療方針については患者さんの年齢、体力、本人・家族の希望を配慮しながらバランスのとれた方法でおこなうことを心がけています。大学病院やがんセンターなどとも連携し、幅広い疾患に対応しています。
また、治療方法や手術方法については希望される場合には他病院に意見を求めるための紹介(いわゆるセカンドオピニオン)もおこなっていますのでご相談ください。
 

患者さんの生活に合わせた外来化学療法の実施
外来での化学療法も積極的におこなっており、消化器等の悪性疾患に関しては、術前術後にそれぞれの患者さんの状態に応じた化学療法をおこなっています。

→化学療法について


「ストーマ外来」で日常生活を支援
大腸の手術(大腸がんの一部や消化管穿孔など)では、人工肛門や人工膀胱などのいわゆるストーマを造設する場合があります。ストーマに関連した問題やストーマ周囲のスキンケアなど、日常生活の支援をおこなっています。

→ストーマ外来について



主な対象疾患
消化器疾患 食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓等の良性・悪性疾患など
痔核や痔瘻、直腸脱などの肛門疾患
腸閉塞、急性胆嚢炎、急性虫垂炎、消化管穿孔など
一般外科

鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、単純な気胸、皮膚・皮下の単純な腫瘍など



症状・治療法を詳しくみる




主な検査・治療手技
  • 消化器癌・良性疾患手術全般
  • 消化器腹腔鏡下手術(単孔式、細経鉗子使用により低侵襲、審美性の求めたものを含む)
  • 腸閉塞保存療法、腸閉塞手術(腹腔鏡下手術、開腹術)
  • 鼠径ヘルニア手術(腹腔鏡下手術、従来手術)
  • 腹壁ヘルニア手術(腹腔鏡下手術、人工腹壁、従来手術)
  • 痔疾手術一般
  • 食道裂孔ヘルニア手術(開腹、腹腔鏡下手術)
  • 直腸脱(経肛門的、腹腔鏡下手術)
  • 単純な気胸(胸腔ドレナージ、胸腔鏡下手術)他


診療担当表


診療スタッフ
医師名 役職 卒年  
西田 勝浩
にしだ まさひろ
副院長
外科部長
昭和62年卒 日本外科学会専門医
日本消化器外科認定医
日本消化器病学会指導医

臨床研修指導医
西尾 公佑
にしお こうすけ
医長 平成26年卒 日本外科学会専門医
肝臓学会専門医
雜賀 裕士
さいが ひろし
医師 平成29年卒  
梶 祐貴
かじ ゆうき
医師 令和4年卒

 


[呼吸器外科]  応援医師(非常勤)

医師名  
田中 雄悟
たなか ゆうご
(神戸大学医学部附属病院)


[心臓血管外科] 応援医師(非常勤)

医師名  
山中 勝弘
やまなか かつひろ
(神戸大学医学部附属病院


[乳腺外来] 応援医師(非常勤)

医師名  
水田 誠
みずた まこと
(公立豊岡病院組合立豊岡病院




National Clinical Database(NCD)に参加しています

当院では、患者さんにより適切な医療を提供することを目的にした、⼀般社団法⼈National Clinical Database(NCD)に参加しています。

  「専門医制度と連携したデータベース事業について」(PDF形式:171KB)


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