和田山高等学校の学生さんが就業体験をされました

八鹿病院からのお知らせ

回復期リハビリテーション病棟にて車椅子体験。移動する際の看護師のひと言で患者さんは安心できることを体験しました。

10月17日から3日間、兵庫県立和田山高等学校の1年生の皆さんが当院にて職業体験をされました。
この取り組みは患者さんと実際にふれあっていただいたり、医療職や看護師の役割を知っていただき将来の進路選択を考える際に活かしていただくことを目標に毎年開催されています。

今年は、回復期リハビリテーション病棟(2病棟)や周産期センター(4病棟)、急性期病棟、療養病棟で業務を体験いただき、病棟によって役割の違い、看護師の中でもさまざまな業務があることを知っていただきました。体験初日、医療現場という場所もあってか緊張がとてもよく伝わってきましたが、時間が経つとともに少しずつ笑顔も見えてきました。

最終日には3日間のまとめとして「病院の中にもたくさんの職種があり知らないことがたくさんあった。」「看護師の中にも栄養管理を専門にしているかたなどもおられ驚いた」「コミュニケーションがとりにくい患者さんにもパソコンや口の動きで患者さんの言葉を理解するのがすごいな」など感想も聞かせてくださいました。この体験を通して医療職への興味がより深くなったという言葉も聞け、私たちスタッフも嬉しく思いました。
何年か先、今回体験に来ていただいた皆さんとまたお会いできることを楽しみにしていきたいと思います。

病棟での体験を前に、当院の感染管理認定看護師から正しい手指消毒の方法をお伝えしました。

麻痺のある足に装着する装具をつけて。装具の重たさ、片足が自由に動かない不便さを体験。

療養病棟での音楽療法。歌詞を配ったり患者さんの横につくなどして一緒に参加しました。

ベッドの角度によっては圧がかかり背中がひっぱられてしまうのを体感していただきました。

入院患者さんのリハビリ訓練も近くで見学しました。

病棟内のサテライト薬局にて看護師が点滴を作るところを見学。名前、内容など間違えないようにチェックを重ねます。

神経難病でコミュニケーションが取りにくい患者さんとのふれあい。パソコンで川柳をたくさんつくられている患者さん。帰り際、「笑顔は大事だよ。スマイルスマイル」とエールを送ってくださいました。

患者さんの足浴をお手伝い。足にシャワーをかけました。「きもちええ~きもちええ~わ~」とおっしゃっていただきました。

最後に記念写真を。とっても素敵な笑顔で体験を終えられました。これからの進路の決定はもちろん、勉強やスポーツなど日々の生活にもこの体験を活かしていただけたらと思います。お疲れさまでした。


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