現在の養父市には、公立八鹿病院という11階建ての立派な建物が建っています。
平成19年に、現在の病院棟が完成したのですが、平成16年からの新医師研修制度のあおりを受けて、4割もの医師が大学にひき上げてしまいました。
整形外科も、平成22年3月に閉鎖に追い込まれました。
現在の常勤医は、47名(嘱託医、研修医を含む)で、病床数は380床です。
私(整形外科部長 元津康彦;京都大学 昭和60年卒)は、京都市の洛和会音羽病院に勤務しておりました平成22年に、かつての上司に「八鹿にいって、兵庫県北部の整形外科をなんとかしてくれないか」と
依頼されました。
私は、洛和会音羽病院に、整形外科部長として14年余勤務し、その間、医局外から10名あまりの整形外科医を獲得して、最終の平成24年度には整形外科のスタッフを9名(うち7名は医局外)にまで増やし、年間手術件数1091件をこなす組織に育て上げました。
外科系では、手術件数がその病院の質を如実に表します。整形外科にとって、1000件というのは、大きなステータスです。平成24年度に京都市内で、1000件を達成した他の病院はおそらくありません。
現在の当院整形外科病棟スタッフ |
洛和会音羽病院整形外科に、医局外の医師が集まってきたのは、音羽病院にいけば、
できる整形外科医になれそう、と思わせるだけのプログラムを組んでいたからです。
音羽病院整形外科にきてよかった、と言わしめる研修を提供し、それが後期研修医たちに認められたからこそ、10名あまりの医師が集まってきたと自負しています。
この研修を、公立八鹿病院で私は展開します。
外来診療は、赴任後すぐに新患の患者さんの診察を始めてもらいます。
最初からできるわけがないと、皆さん思われるでしょうが、今まで私の元にきた卒後3年目の医師たちは、それをこなして来ました。それは、彼らが特別優秀だったわけではなくて、それをバックアップする体制を作り上げていたから、できたのです。
手術も、できるだけ、執刀の機会を与えます。ただ、失敗していいということではありません。病院として結果をださなければ、患者さんに認められません。結果をだせるような、援助をします。
私は、どこにいってもなんとかやっていける整形外科医(つぶしのきく整形外科医)を養成することを目標としています。
私は、有名医大を卒業しても泣かず飛ばずの整形外科医を、たくさんみてきました。十分な研修を受けられなかったために、100点満点の30点程度で終わってしまった医師たちです。
医局外で腕を磨こうと考えている、整形外科を志望する皆さん。
私は、あなたを70点以上にしてみせます。
公立八鹿病院で、「本当のヤブ医者」になりませんか?
募集人数 | 2名まで | ||||||||
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募集資格 | 採用時、医師免許取得後2年の初期研修を終了した医師 | ||||||||
研修期間 | 2年ないし3年間 ※年度途中からの開始及び終了時期の変更は、相談可 当院での研修後は、より専門分野を極めていただくため、適切な病院を紹介します。 「できる医師」になるためには、複数の病院で研修する必要があります。 その理由については、見学にいらしていただきたときにお話しします。 |
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研修医の処遇 |
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外科的加療に興味があり、今後の高齢化社会だけでなく、老若男女問わず患者さんと関われるからです。
朝は、チームで病棟回診(術後)から始まり8時30分からは、外来診察をおこなっています。
外来は、初診紹介の患者さんおよび術後退院した患者さんなど、多様な方を診察しています。
午後は、主に手術です。予定手術がなければ、入院患者さんの診察および治療など空いている時間は診療しております。
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上級医をはじめ、内科医、看護師、薬剤師、リハビリテーション技師、臨床検査技師、診療放射線技師、栄養士など、多様な職種の方々に助けられ、日々過ごせています。整形外科環境として、恵まれております。
日々、勉強する事が多く苦労しています。当院整形外科で日々研鑽を積めることが良いことです。
八鹿病院整形外科医として、地域の方々に形ある医療を提供できたらと思います。
ぜひ、整形外科へ!