光干渉断層計(OCT)を使用した眼底検査

眼科

 

 



平成20年から眼科外来に最新鋭の眼底検査装置である光干渉断層計(以下OCT)が導入されました。


眼はとても精密で繊細なもの
 人間は「ものを見る」ことによって外の情報の90%を得ています。「見る」ことは生活する上で非常に大切な機能であり、眼はこの機能をはたすために透明で精密な構造をしています。
 外の光(情報)は右図のように角膜、水晶体、硝子体を通り、網膜で電気の信号にかえられ、視神経を経て脳に伝えられます。したがって、この経路のどこかに異常があると外の情報が脳に正確に伝達できなくなります

より精密な検査ができる「OCT」
 OCTとは、主に網膜の構造を精密に検査するために開発された最新の検査機器です。
これまでの眼底検査に使用されていた眼底カメラとの違いは、眼底カメラが網膜表面の状態を撮影するのに対して、OCTでは網膜の断面を拡大して撮影したり、網膜の厚さを正確に測定することができ、表面から見てもわからなかった浮腫や神経線維の減少等の網膜の異常が発見できるようになりました。
 それによって、緑内障や糖尿病網膜症といった失明につながる眼の病気の正しい診断や治療方針の決定が可能になりました。

検査時間は数秒以内で終了する
  OCT検査はアゴと額を固定し機械の中をのぞくだけのごく簡単な検査です。検査にかかる時間は、眼底カメラとほとんど変わらず、数秒以内で終了し、眼の負担も少なく検査を受けていただけます。

多機能OCTで早期発見・治療
 今回ご紹介したOCTは、他にも多くの検査機能があり、今後、網膜や視神経の病気の早期発見・診断・治療にとても有用な情報が得られると期待されています。
 眼の病気の中には、緑内障のように病状が進行するまで自覚症状が少ないものもあるため、発見が遅れる可能性があります。一度減少した視神経は元に戻らないので、早期発見と早期治療による進行予防がとても大切です。

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