白内障手術

眼科



白内障はさまざまな症状を引き起こす

白内障は白髪同様、多くは加齢とともに生じる変化で、水晶体が硬くなったり濁ったりする状態のことをさします。進行すると視力低下の他に「対向車のライトが非常に眩しい」「月が3つに見える」などの症状を呈することがあります。他にも「昔は遠くがよく見えていたのに、最近は近くがよく見えるようになってきた」など様々な症状をきたします。

白内障の進行具合には個人差があり、また糖尿病やステロイドの内服などの要因によっても影響を受けます。白内障は通常、数十年かけてゆっくり進行しますが、糖尿病の患者さんの場合は、通常より早期に白内障が進行することがあります。

また、ある程度進行するまで症状に気がつかないことが多く、そのまま放置すると失明に至る「急性緑内障発作」という病気を引き起こす場合もあります。まずは眼科を受診されて、ご自身の目の状況がどういった状況か確認されておかれると安心でしょう。
 



進行すると手術が必要になる

白内障の治療としては、点眼治療と手術治療があります。点眼で白内障をなくすことはできませんが、初期の場合は進行を遅らせ視力を維持することができます。しかしある程度進行すると、点眼は効果なく手術治療が必要になります。
 



2泊3日入院で安全に手術をおこなう

白内障手術は局所麻酔でおこないますが、基本的に術中の痛みを訴えられる患者さんはほとんどおられません。

まず黒目と白目の境界に約2・5ミリの切開創を作り、そこから細い機械を挿入して手術をおこないます。瞳孔の奥にある水晶体に穴をあけ、内部の混濁を超音波で破砕し吸引します。その後、眼内レンズを挿入します。

通常の手術時間は15分~20分程度ですが、重症な方の場合はもう少しかかる場合もあります。当院では原則2泊3日の入院で安全に手術をおこなっています。



公立八鹿病院で白内障手術を受けるメリットとは?


1、持病のある方にも手術に対応できる
2、入院して術後の経過・診察が受けられる


白内障手術を受けられる患者さんの多くは高齢者です。なかには白内障以外の病気を抱えている患者さんもおられます。当院は総合病院であり、万が一の場合に他科と連携し迅速に対応することが可能です。

また遠方より来院される患者さんも多く、日帰り手術の場合は術後の頻繁な通院が負担になり得ます。当院では通院がなるべく少なくなるよう、入院での手術と術後診察をおこないます。



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