A、検査内容・混み具合にもよりますが、待ち時間無しの場合だとおよそ以下の通りです。
一般撮影(X線写真) | 5~10分 |
CT | 単純撮影5~10分、造影剤使用撮影10~15分 |
MRI | 20~30分 |
エコー | 10分 |
骨密度測定 | 5分 |
透視検査 | 胃透視10分 |
マンモグラフィ | 5~10分 |
A、私達の周囲には、たばこ、食品添加物、排気ガス、自動車交通事故など色々な危険や、健康を害するものがたくさんあります。これらと、エックス線検査を比較すると危険度が非常に少ないことがわかると思います。したがって、一般にエックス線検査による放射線量では害が非常に少ないことがわかると思います。
健康阻害リスク | 平均余命の損失 |
喫煙(20本/日) | 2370日(6.5年) |
肥満(20%超過) | 985日(2.7年) |
全事故の合計 | 435日(1.2年) |
飲酒 | 200日 |
コーヒー | 6日 |
医療用診断X線 | 6日 |
US NRC Regulatory Guide 8.29より
A、人は放射線を大量に被ばくするとその程度により、いろいろな障害が生じる恐れがあります。しかし、白血病やがんになる可能性が生じるのは、1000ミリシーベルトを超える量といわれています。一般に病院で使用されるエックス線検査の放射線量は、胸部エックス線写真1枚で約0.1ミリシーベルトの量ですので、約1万回検査を受けないと1000ミリシーベルトの量にはなりません。心配しなくても良い放射線量だということがおわかりになると思います。表にエックス線検査一回当りのおよその被ばく線量を示します。
胸部X線撮影 | 0.1mSv |
腹部X線撮影 | 1.5mSv |
胃透視 | 8.7mSv |
CT検査(胸部) | 5mSv |
RI検査(骨シンチ) | 2mSv |
A、腹部の検査は緊急時以外は避けたほうが良いでしょう。しかし、腹部や消化管エックス線検査を受けた場合でも、胎児への障害が問題になるようなことはほとんどありません。また、妊娠の時期と検査内容により異なりますので医師とよく相談しましょう。胎児に影響を与える最低の放射線量は50から100ミリシーベルトを超える線量といわれていますが、通常の胃の検査では胎児の受ける放射線量は10ミリシーベルト以下であり、奇形などの発生する可能性はほとんどありません。
A、通常のエックス線検査などの場合には全く心配ありません。エックス線検査で受ける放射線量は、不妊になる線量の何万分の1の線量であるためその可能性はほとんどありません。
A、衣服を着て撮影すると、財布・ボタン・アクセサリー・エレキバン・針灸・長い髪などの影が一緒に撮影されることがあり、病巣がかくれたりして正しい診断がしにくくなるからです。