施設長あいさつ

老人保健施設


施設長ごあいさつ

公立八鹿病院老人保健施設

施設長 富 勝治



老人保健施設の事業目的
老人保健施設とは、色々な病気の治療を経て軽快〜安定期にある高齢者が、リハビリ・看護・介護を中心とした総合的ケアを受けるための施設です。

例えば、①退院後すぐに家庭生活を送れない高齢者の場合に、生活介護・看護・リハビリを通して家庭復帰を目指す場合や、②病気を持っている方々でも、急変要素の無い慢性期に看護管理の下で生活リズムと運動機能の改善を目的としてご利用頂いております。

また、③ご家族や介護者の都合で一時的に家庭生活に支障をきたす際に、一時的集団生活の場としてもご利用いただけます。

④デイケアは、通常の家庭生活を送っている方々が運動機能維持・増進の為のリハビリテーションを受けながら、家庭よりも賑やかに新たな仲間を作って一日のふれ合い生活を過ごしていただく施設です。

これらの共通の目標は、「入所者・利用者の皆様が、各々の能力に応じた自宅での生活を送れること」であります。


老人保健施設の今後 ‐地域包括ケアシステムの中で‐
病院が病気治療を目的として在宅生活の間に位置する機関なら、老人保健施設は生活支援とリハビリを目的として医療・在宅生活の間に位置する施設です。
しかし、現実には医療と生活支援サービスに明確な一線を画せるものではありません。今後は各医療機関(かかりつけ医、病院等)との連携を強化しながら、介護報酬内で医療についても関与する必要があります。

安心して住める高齢化社会とは、子供や生産年齢層を含む全ての住民の皆さんが『安心して年をとれる街』でもあります。八鹿病院老人保健施設が「長寿の理想郷づくり」に寄与できますよう、職員一同今後も努力いたします。

公立八鹿病院老人保健施設の歴史
当施設は1992年11月に職員数33名で開設されました。
 
1994年 厚生省(当時)内の[高齢者介護・自立支援システム研究会]が「高齢者介護システムの構築を目指して」を作成。
1997年 介護保険法公布
2000年 介護保険法施行

上記に示す様に、国家行政が高齢化社会到来に向け①介護の社会化、②保険方式に依る給付と負担、③総合的保健・医療・福祉サービスを受ける仕組み、④介護と医療の制度的分離を整備する前に、公立八鹿病院組合が“老健施設”を開設した事実は、但馬の誇りとして銘記すべき事であります。


公立八鹿病院老人保健施設の構成
施設(定員) 1階=デイケア(40人) 2階=入所(49床) 3階=入所(49床)
職員
  • 施設長(1名)
  • 医師(2名)
  • 介護支援相談員(ソーシャルワーカー)(3名)
    施設利用に関わる相談援助業務
  • 介護福祉士(35名)
  • 介護職(7名)
  • リハビリテーション技師(9名)
    理学療法士・作業療法士(音楽療法士を含む)
  • 看護師(18名)
  • 事務員(3名)
  • 管理栄養士(1名)
  • 運転手(1名)
(以上 平成30年7月現在81名)


ページTOPへ