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当院では、介護職スタッフが回復期リハビリテーション病棟、療養介護病床・障害者病棟、地域包括ケア病棟、療養病棟、一般病棟などで患者さんをサポートしています。介護福祉士の資格をもつ職員や、資格はもっていないが介護の仕事をおこなう職員が幅広く活躍しています。
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介護福祉士の役割は、その人の生活全般を捉える視点を持って、人権や自立を尊重して「その人らしい介護」をすることです。
障害者病棟では人工呼吸器装着の為、言葉を発することのできない患者さんが多いですが、日々の関わりの中で信頼関係を構築しています。
介護の中で気付いたことは、多職種と連携して患者さんの「よりよい生活の実現」に向けて情報共有します。そうすることで、治療に役立てたり患者さんの自己決定を尊重し、その人らしく暮らしていけるよう、自立に向けた支援をおこなっています。
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「認知症ケア専門士」の資格をもつ介護職・看護師・リハビリスタッフなどが多く働いています。認知症状が進み不安のある患者さんにしっかりと寄り添い、患者さんが安心しておだやかに入院生活が送ることができるよう、認知症ケア専門士が中心となって、サポートします。
食事や入浴、排泄、移動などの介助業務やベッドのシーツ交換、病室の清掃など、身の回りのお世話の他に、看護師のサポートを中心に幅広い業務をおこなっています。
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![]() 食事介助のようす |
![]() 季節のイベントのようす |
![]() 患者さんとちぎり絵の作成 |
![]() 入院中でも季節が感じられるよう工夫しています |
現場で働く介護職スタッフからのメッセージをご紹介します
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療養介護病床(8病棟)勤務 井上 華那
「病院の介護福祉士ってどんなことするんだろう…」と、期待と不安を抱きながら8病棟の療養介護病床に生活支援員として配属されました。病棟には、ALSなどの難病で人工呼吸器を装着されている患者さんが多く、文字盤や意志伝達装置などでコミュニケーションを行います。初めてのコミュニケーション方法に戸惑いましたが、今ではスムーズに思いを聞き取ることができるようになりました。
身体的介助だけでなく、盆踊りや文化祭、散歩などの季節行事、患者さんに思いを伺い、趣味や習慣などの自分らしい生活を続けていただけるように支援しています。
患者さんやご家族の笑顔が見られたときには、とても嬉しくやりがいを感じます。また、多職種との連携が大切な病棟でもあり、多様な面から学ぶことができ、勉強の毎日です。介護福祉士として、自身の成長のため、これからも取り組んでいきたいと思います。
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療養介護病床(8病棟)勤務 小林 徹
私は、高齢者介護施設で経験を積んだ後、公立八鹿病院に入職し今年で4年目になります。
入職時に配属された地域包括ケア病棟は、在宅や介護施設への復帰支援をおこなう病棟です。入院期間が長期化し認知症の進行が見られる患者さんに対して、体操などの生活リハビリをしたり、心の不安を解消し安心して退院の日を迎える事ができるように日々関わっていました。
施設勤務で経験したことを活かすことができる、とてもやりがいのある職場であると感じました。
入職当初は、医療的な処置が多く施設との違いに介護福祉士として悩むこともたくさんありましたが、先輩方に優しく声をかけていただき日々頑張れたことを覚えています。
今まで学んだ知識を活かしながら、療養介護病床で療養される患者さんへのケア内容についてさらに多くのことを学んでいます。どの病棟でも介護福祉士として自信を持って働けるように努力したいと思います。
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回復期リハビリテーション病棟(10病棟)勤務
栂井 欣也
「スゴイ!一人で歩けるようになったんですね」
「はい、これでどこでも歩いて行けるわ」
私たちが働く回復期リハビリ病棟(10病棟)では、こんな楽しそうにはずんだ会話が日々聞かれます。
私たち介護職員は、リハビリスタッフや看護師と協力しながら、主に食事・排泄・入浴など日常生活のお世話を通して、患者さんのリハビリにも携わっています。また、在宅での生活習慣を取り入れた援助、趣味を活かしたリハビリのサポート、歌を歌うなどのレクリエーションも取り入れています。
回復期リハビリ病棟は、患者さんの機能回復を一緒に喜ぶことができる、とても楽しくやりがいのある病棟です。
足のマッサージのようす