アルツハイマー病の新しい治療薬「レケンビ」導入

脳神経内科


レケンビとは?

レケンビは、軽度認知機能障害(MCI)、軽度アルツハイマー病に対する疾患修飾薬として初めて保険収載されました。
早期に投与することでアルツハイマー病の進行を遅らせ、認知機能の低下を緩やかにすることが期待されています。



レケンビ治療までの流れ
  1. 脳神経内科(西村医師、南野医師)ないし脳神経外科(福森医師、千葉医師)の外来を受診してください。
    (なお、当院では医療チームとして診断や治療にあたりますので、どの担当医を受診されても同じです。)
     
  2. まず、認知機能テストや脳MRI画像、採血などの検査を受け、治療の適応が判定されます。
     
  3. 次に、脳アミロイドPET画像もしくは脳脊髄液アミロイド検査(腰椎穿刺)から、アミロイドの有無が確認されます。
    (どちらの検査を受けるかはご自分で選ぶことができます)
     
  4. 以上から適応があれば、効果や副作用などについて詳しい説明を受け、改めて治療を始めるかどうかご判断いただきます。


治療方法は?

18か月間、2週間ごとに外来を受診し、1時間かけてレケンビの点滴を受けます。



また、副作用を調べるために、MRI検査を数か月ごとにおこないます。


薬の使用により、認知機能障害の悪化が有意に(18か月で27.1%)抑制されたことが報告されています

患者さんの一人一人に寄り添い、レケンビを含めどのような治療が最適かを判断し、提案いたします。



医療費については、医事課にご相談ください。


<お問い合わせ>

公立八鹿病院
脳神経内科・脳神経外科
電話:079-662-5555



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