2021年 新年のご挨拶

八鹿病院からのお知らせ



公立八鹿病院組合 管理者よりご挨拶
公立八鹿病院組合
管理者 富 勝治

【令和2年1月の新聞見出し】
中国武漢市で新型コロナウイルス感染発生
帰国者用臨時チャーター便手配
1月末世界全体で8000人の感染者確認…

1、感染症と歴史
100年前のスペイン風邪(当時の新型インフルエンザ)の収束等を経て、「感染症完全制圧近し」と世界中が信じました。WHOは1980年に、天然痘根絶を宣言、日本では翌年にポリオ国内発生ゼロとなり、対感染症の勝利が現実味を帯びました。

しかしその後は、エイズやインフルエンザ流行が続き、SARS/MARS(共にコロナウイルスに依る重症呼吸器感染症)等に襲われました。以前、「亡国病」と言われた結核が下火になったのも束の間、改めて台頭し再興感染症に位置づけられています。

2、コロナ制圧のキーワードは免疫
免疫とは、ウイルス等を侵入異物として認識し、処理しやすくする物質(抗体)を作る能力の記憶システムです。現在検討中の新型コロナワクチンの一つ「mRNAワクチン」とは、先ずウイルスの一部(発病性なし)を作ることができる遺伝子(mRNA)を注射して、体内細胞に疑似コロナタンパク質を作らせて免疫系を発動させます。この記憶が、その後の侵入ウイルスを無毒化するための抗体を迅速に作ってくれます。なお、このmRNAを保存するためには、超低温状態が必要です。

3、コロナ感染と公立八鹿病院組合
医療崩壊が叫ばれる昨今、多くは病院事情に対する問題です。一方で昨春以来、介護・福祉施設でのクラスター発生も報道されてきました。当組合組織にも、老健施設や訪問看護センターがあり、その利用者は但馬全域に及んでいます。老健利用者は、構成市町=養父市・香美町民57%、豊岡・朝来市民40%です。全て、重症化リスク因子とされる高齢、基礎疾患保有者に該当し、一人の発症は直ちにクラスター発生を意味します。対応は、行政・所管保健所との連携を図り、検査・療養は八鹿病院が担うこととなるでしょう。

ご家族・職員の心配を思うと、全てが杞憂に終わることを祈るばかりです。



公立八鹿病院 院長よりご挨拶
公立八鹿病院
院長 後藤 葉一

明けましておめでとうございます。皆様お揃いで良い新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は新型コロナウイルス感染症で世界中が振り回された1年でしたが、公立八鹿病院を振り返りますと、大きな事業が2つありました。第1は病棟の移転で、12月をもって療養病棟が10階から9階へ、そして回復期リハビリテーション病棟が東館2階から10階へ移転しました。これにより、回復期リハビリ病棟の患者さんに快適な療養生活を送っていただけるようになりました。第2は、新しい電子カルテシステムの導入で、各部署での調整やリハーサルを重ね、本年1月1日から新規稼働を開始しました。これにより診療業務の安全性・迅速性・効率性が向上すると期待されます。

医師確保につきましては、昨年は当病院組合修学支援制度による若手医師と兵庫県派遣養成医師が増加して、院内に活気が増しました。医療機器として、最新鋭の血管撮影装置や睡眠時無呼吸検査装置を導入しました。また経営企画室・病床管理委員会・人材育成委員会などを立ち上げ、病院運営の最適化や人材育成などの体制を強化しました。さらに新型コロナウイルス対策として、院内対策本部を立ち上げ、感染予防対策や診療体制整備に努めてきました。

お陰様で公立八鹿病院は、住民の皆様の命と健康を守るために、昨年も無事乗り切ることができました。これはひとえに住民の皆様をはじめ自治体・医師会など関係各方面の温かいご支援のたまものであり、ここに深く感謝申し上げます。今年の八鹿病院は、引き続き地域の皆様に愛され信頼される病院をめざして、職員一同、質の高い医療を提供するために奮闘いたします。

新しい年の初めにあたり、今年こそは新型コロナの騒動が終息することを願うとともに、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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