理学療法士の小野山さん |
12月8日、桜橋渡辺病院(大阪府)にて心臓リハビリテーションについて研修を受けた理学療法士の小野山裕一さん(中央リハビリテーション科)が研修報告会をおこないました。
心臓リハビリテーションとは、心不全などの心臓病の患者さんが体力を回復して自信を取り戻し、快適な家庭生活や社会復帰するとともに再発や再入院を防止することをめざしておこなう総合的活動プログラムのことです。専門知識を持った医師、理学療法士、看護師、薬剤師、臨床心理士、検査技師、作業療法士、健康運動指導士など多くの専門医療職がかかわり患者さん一人一人の状態に応じた効果的なリハビリプログラムを提案し実施します。
(参考:日本心臓リハビリテーション学会HP)
小野山さんは当院での心臓リハビリテーション開設実現にむけて、循環器疾患専門病院として最先端の医療や心臓リハビリテーションを学ぶことができる桜橋渡辺病院において1か月間研修を受けてきました。
報告会では、心臓リハビリの必要性や理学療法士としての心臓リハビリへの関わり方、循環器疾患をかかえる患者さんのQOL(生活の質)改善や長期予後の改善のための取り組みについてなどを報告しました。
今回研修を受けた小野山さんは、 「心不全患者数は高齢化が進むと増え、当地域においても心臓リハビリテーションの役割は大きい。地域住民の方の健康に貢献できるよう日々研鑽を積んでいきたい。」と語っていました。