病棟に薬剤師が常駐する「病棟サテライト薬局」

当院の特色

各病棟にサテライト薬局(6箇所)を設置し、平成17年1月より常駐型の病棟薬剤師業務を開始しました。常駐型病棟薬剤師は、医師、看護師から医薬品リスクマネジャーとしての役割を高く評価され、医療チームの一員として必要不可欠な存在になっています。

サテライト薬局は病棟スタッフとの連絡がとりやすいように、スタッフステーションの近くに配置されています。

病棟サテライト薬局と搬送システム

病棟サテライト薬局
病棟サテライト薬局
広さは約24㎡で、薬剤部から薬剤が搬送されてくる専用ダムウェーター、注射剤をミキシングするクリーンベンチ、医薬品を保管する保冷庫、常備棚、物品棚、作業台、配薬カート、および薬剤師専用の電子カルテ対応のパソコン・デスクが設置されている。

サテライト薬局常駐型病棟薬剤師の業務

  1. 注射薬処方の確認(中止、重複のチェック、適正量、禁忌等)  
  2. 注射薬の調製(看護師と共同作業)
  3. 内服薬の管理(重複、処方もれ、持参薬・他院・他科薬管理等)、配薬、配薬カートセット
  4. 服薬状況の確認(手技の確認、副作用等)
  5. 抗癌剤注射薬の調製(プロトコールチェック、調製は抗癌剤調製室にてケモ担当薬剤師が実施)
  6. 回診、病棟カンファレンスへの参加
  7. 病棟スタッフへの医薬品情報提供
  8. 入院時調査(他院処方の確認、薬物アレルギーの確認等)
  9. 退院時服薬指導
  10. 病棟在庫薬品の管理
  11. チーム医療としてNST、ICT、褥瘡ケア、緩和ケア、糖尿病教室、腎不全教室入院等への関わり
  12. TDM(バンコマイシン、ハベカシン等)
  13. 麻薬管理
  14. その他、薬剤管理指導業務に関わること

配薬カートに薬をセット
配薬カートに薬をセット
薬剤師による配薬
薬剤師による配薬

「サテライト薬局」のとりくみが紹介されました

  冊子「Pharmacy&Therapy」No.55   
  
インタビューシリーズ



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