内科

診療科


ごあんない

<消化器内科>
多数の胆道・膵臓疾患(総胆管結石、閉塞性黄疸)に対して、積極的な内視鏡インターベンション治療(EST、各種ステント挿入など)を行っており、安定した治療成績を治めています。また、超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)を導入し、今まで病理組織診断が困難であった腸管外腫瘍の診断から治療に反映しています。
早期の食道・胃・大腸癌に対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)治療を、但馬地域の病院で一番はじめに導入し、以降、地域の信頼を獲得しつつ数多くの患者さんに対して安定した治療を行い、成果を上げています。
未来ある若年者に好発症する難病の炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病、以降IBD)が、近年本邦で激増しています。5-ASAなどの基本治療に加え、当院では血球成分除去療法(LCAP、GCAP)や、免疫調節剤やレミケード・ヒュミラなど生物学的製剤の治療にも取り組んでいます。兵庫医科大学など専門施設との綿密な連携をもとに、但馬地方でも充実したIBD診療が享受できるよう研鑽を続けます。


<循環器科>
胸の不快感、圧迫感を感じることはありませんか?心臓の筋肉を養う血管(冠動脈)が狭くなる狭心症という病気が隠れているかもしれません。狭心症の疑いがあれば、冠動脈CTにより篩い分けを行い、冠動脈が狭くなっていれば、冠動脈造影検査(心臓カテーテル検査)を実施し確定診断としています。
狭くなった冠動脈の病変を放置すれば、将来、心筋梗塞を引き起こす可能性があり、病変を風船で拡げたり、ステントという筒状の金網を留置します。
同時に狭心症の患者さんには頭部MRI、頚動脈エコー、血管年齢検査などを実施し全身の血管の劣化の程度を評価します。
さらに当院循環器科では、心臓の拍動が遅くなったり止まったりする不整脈(徐脈性不整脈)に対するペースメーカー植え込み手術も実施しています。
また、循環器領域での医療技術の進歩に伴い、当院では対応不可能な例も多くあり、大学病院や高度医療機関へのパイプ役となり、患者さんがより適切な循環器医療を受けられるよう努力しています。

<呼吸器科>
肺がんに対して、CT検査やPET-CT検査(他院にて)、また積極的に気管支鏡検査で組織診断をおこないます。手術が可能な場合は、他院への紹介となりますが、抗がん剤治療、放射線治療が適応の場合は当院にておこなっています。最近では、分子標的治療薬、免疫チェックポイント阻害薬など使用可能な薬剤が増えており、病理診断が確定したうえで、治療法を選択します。
間質性肺炎に対してはCT画像を含む画像検査や呼吸機能検査、6分間歩行試験、血液検査で病状を把握し、進行具合によって適宜治療介入していきます。膠原病が原因と考えられる場合や急性間質性肺炎の場合、当院にて気管支鏡による「気管支肺胞洗浄」をおこない細胞分析をし治療法の参考にします。また、呼吸機能の低下や画像の進展を抑えることが期待されている病初期からの抗線維化薬による治療を実施し、早期診断早期治療を目指しています。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療は吸入薬での気管支拡張剤、ぜんそくでは吸入薬での抗炎症剤としての吸入ステロイドが中心となりますが、COPD、ぜんそくの合併例では一人一人の状態により薬剤を組み合わせていきます。経口でのステロイド剤が必要な難治性ぜんそくでは、生物学的製剤の使用もおこないます。
 

<一般内科>
一般内科として全身を診ることを基本としています。どの領域の疾患かわからずにお困りの場合、複数の内科系疾患の総合的な診断や治療が必要な場合には、一般内科を受診してみてください。また、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの慢性疾患をお持ちの方の診療も行っています。専門領域の高度な医療に加えて、一般内科医の立場から全人的なあたたかい医療を目指しており、必要に応じて院内の専門科や他の施設に紹介もさせていただきます。
基本的に予約での診療となりますので、緊急の場合は救急科・総合診療科を受診していただきますようお願いいたします。



診療担当表


診療スタッフ

<消化器>

医師名 役職 卒年  
高内 善
たかうち たくみ
内科部長
内視鏡センター長
昭和60年卒  
堀川 知紀
ほりかわ ともき
医長
内視鏡副センター長
平成24年卒 日本内科学会認定内科医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化管学会胃腸科専門医
日本ヘリコバクター学会H.pylori感染症認定医
米田 秀揮
よねだ ひでき
医師 平成31年卒  

 
 応援医師(非常勤)

医師名  
森田 龍親
もりた りゅうしん
(日光診療所)
島田 ひかる
しまだ ひかる
(谷尾クリニック)
濱野 建一
はまの けんいち
(浜野医院)


<循環器>

医師名 役職 卒年  
大畑 俊裕
おおはた としひろ
内科部長 平成元年卒 日本冠疾患学会FJCA
日本心臓血管外科認定修練指導医・専門医
日本外科学会指導医・専門医
日本胸部外科学会指導医
国際心臓血管外科認定医
日本医師会認定産業医

臨床研修指導医

 
 
応援医師(非常勤)

医師名  
藤田 博
ふじた ひろし
(西宮渡辺心臓脳・血管センター)
畑田 充俊
はただ あつとし
(西宮渡辺心臓脳・血管センター)
矢野 雅浩
やの まさひろ
(西宮渡辺心臓脳・血管センター)
山根 崇史
やまね たかふみ
(西宮渡辺心臓脳・血管センター)

 

<一般内科>

医師名 役職 卒年  
藤澤 瑞穂
ふじさわ みずほ
医師 平成29年卒 日本内科学会内科専門医
草壁 明日香
くさかべ あすか
医師 平成30年卒 日本内科学会内科専門医
作永 瑞希
さくなが みずき
医師 平成31年卒  
藤本 涼
ふじもと りょう
医師 令和2年卒  
柏木 奈実
かしわぎ なみ
医師 令和3年卒  
柏木 祐希
かしわぎ ゆうき
医師 令和3年卒  
細道 優也
ほそみち ゆうや
医師 令和3年卒  


 応援医師(非常勤)

医師名  
新改 拓郎
しんかい たくろう

 



<呼吸器>

医師名 役職 卒年  
倉堀 純
くらほり じゅん
内科部長 昭和63年卒 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
日本結核・非結核性抗酸菌症学会認定医
日本医師会認定産業医


 応援医師(非常勤)

医師名  
馬庭 幸二
まにわ こうじ
(馬庭内科医院)
守本 明枝
もりもと あきえ
(馬庭内科医院)
興梠 陽平
こうろぎ ようへい
(京都大学)


<不整脈>応援医師(非常勤)

医師名  
井川 修
いかわ おさむ
(日本医科大学)


<腎臓>応援医師(非常勤)

医師名  
由良 妃早子
ゆら ひさこ
(由良内科クリニック)
町口 敏彦
まちぐち としひこ
(関西学院大学 生命環境学部)


<糖尿病>応援医師(非常勤)

医師名  
中尾 一和
なかお かずわ
(京都大学大学院医学研究科メディカルイノベーションセンター)
藤澤 武
ふじさわ たけし

 


<脳神経内科>

医師名 役職 卒年  
南野 治彦
なんの はるひこ
内科部長 平成13年卒  




主な対象疾患
  • 循環器疾患
    胸痛・息切れ・呼吸困難・動悸・脈がとぶ・浮腫(むくみ)などの症状
    心筋梗塞、狭心症、不整脈、心不全、心臓弁膜症、心筋症、大動脈瘤、末梢動脈疾患
     
  • 消化器疾患
    腹痛・下痢・便秘・食欲不振・体重減少・貧血
    食道・胃・小腸・大腸などの消化管の病気(慢性疾患や悪性腫瘍)
    肝臓・胆道・膵臓の病気(慢性疾患や悪性腫瘍)
    炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
     
  • 呼吸器疾患
    肺を中心に気管、気管支、胸腔などの呼吸器疾患
    肺がん、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、肺炎(COVID-19感染症を含む)
     
  • 一般内科の対象疾患
    高血圧、糖尿病、脂質異常症、貧血、肺炎、気管支炎、喘息、内分泌疾患(甲状腺など)


主な検査・治療手技
  • 循環器科
    ホルター心電図、運動負荷心電図(トレッドミル)、負荷心筋シンチグラフィ、冠動脈造影CT検査、ペースメーカー植え込み手術
     
  • 消化器内科
    ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、EST、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術、内視鏡的乳頭切開術、内視鏡的消化管止血術、各種ステント挿入、超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)、血球成分除去療法(LCAP、GCAP)、免疫調節剤やレミケード・ヒュミラなど生物学的製剤
     
  • 呼吸器科
    呼吸機能検査、6分間歩行試験、気管支鏡検査



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