今、この地域でできることから始めよう。
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全国の過疎地域の救急体制は、大都市圏と比べ大きく差があり、養父市も神戸市の約8割に匹敵する広い管轄面積ですが、救急車の配置数や職員数など少ないことが現状です。それにより、傷病者の病院到着時間などにも当然影響があります。 |
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解決策として、管内の救急車配置拠点を増やす、近頃テレビドラマでも取り上げられているドクターヘリやドクターカーの運用も考えられますが、いずれも人材面や財政面、また大都市圏かつ広域的でなければ難しいという現実がありました。 これらをふまえ、今、この地域でできることを考えできたシステムが医師搬送システムです。 |
| 消防機関に連絡のあった救急事案のうち、医師搬送の必要性が認められると判断された場合に、養父市消防本部より救急車とは別の緊急車が当院に出動し、当院の救急担当の黒田医師を乗せて現場に向かい、より早い医療処置を行うシステムです。 |
救急隊と現場での合流が理想的ですが、黒田医師の合流を待って現場出発するのでなく、速やかに現場出発し患者さんを病院へ搬送します。現場合流が難しい場合は、病院搬送中に合流し、黒田医師が救急車に同乗し病院へ向かいながら医療活動を行います。
救急隊だけの処置では法的に限界があり、医師による医療活動までの時間がかかることによって、患者さんの状態が悪化する場合もあります。
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| 現状では当院の中で出動可能なのは総合診療科の黒田医師のみです。 よって医師搬送システムが稼動するのは、黒田医師の勤務時間帯である平日の日中であり下記の基準に準じた救急事案です。 |
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| また、医師搬送の基準に該当する場合でも、当院にて診療中であれば出動できない場合もあります。また、消防本部におきましても他の出動が重なっているなど医師搬送隊員が確保できない場合は出動できません。 |
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このとりくみは全国的にも稀であり、過疎地域にできることを養父市消防本部と当院が協力し、実現となりました。院内でも黒田医師の出動時に他の医師が治療する体制も整えております。また、平成22年度より豊岡病院を拠点とするドクターヘリの運用開始計画も進みつつあり、但馬の救急医療システムも少しすつ進化しております。今後も、このシステムで、一人でも多くの患者さんの救命率があがることを目標に取り組んでまいります。
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